爪が食い込んで痛すぎる!!そんな時にどこへ行けばいいのか分からずに困っていませんか?
巻き爪・陥入爪の治療は、
・皮膚科
・形成外科
・整形外科
で行われています。
少し前までは、「痛いなら抜いてしまおう!!」といことで、爪を一度剥がしてしまう。という方法が普通に行われていました。
でも剥がしても巻かない保証はなく、それどころかちゃんと生えてくる保証もありません。
今では爪の重要性が認知され、手術ではない保存的治療を行われるようになってきました。
すべての先生が〝爪〟の専門医ではありませんので、必ず「巻き爪矯正」などを標榜している病院を探して下さいね!!
Contents
病院ではどんな治療をするの?費用や期間は?
病院で診てもらいたいと思っても、どんなことをされるのか不安ですよね^^;
病院での治療法や費用についてまとめてみましたので、あなたにぴったりの病院探しの参考にして下さい♩
コットンパッキング(保険診療)
食い込んだ爪の下に少量のコットンを詰め、皮膚と爪の間に隙間を作り痛みを和らげる方法です。
毎日繰り返し、少しずつコットンの量を増やしていきます。
一気にたくさん詰めすぎると炎症や悪化の恐れがあるので要注意!!
・メリット
自宅で自分で出来る。
保険診療で受けられる。
・デメリット
食い込みが強い場合は効果が薄い。
コットンを毎日キレイに取り除いて交換しないと、コットンが奥に入り込み炎症の原因になることがある。
毎日の交換が面倒。
テーピング法(保険診療)
爪が食い込んで痛い部分の皮膚を覆うように粘着テープを貼り、爪から引き離すように引っ張ります。
こうして爪と皮膚の間に隙間を作ることで食い込みを緩和して痛みを和らげる方法です。
切り過ぎてしまった時など一過性のものに有効。
メリット
自分でも簡単に出来る。
デメリット
慢性的な強い食い込みは改善しにくい。
皮膚が弱いとかぶれる場合がある。
締め付けすぎると血行障害を起こす恐れがある。
VHO式(3TO)巻き爪矯正法(自費診療)
個々の形状に合わせた専用のワイヤーを爪の横に引っ掛け、専用のジェルで固定します。
約3ヶ月ごとに付け替えを行い、半年から1年くらいかけて矯正していきます。
重度の巻爪にも対応できる手術以外の方法。
メリット
・麻酔の必要がなく、出血を伴わない。
・ワイヤーを装着した時点で食い込みが軽減されるので、短時間で痛みが軽減する。
デメリット
・爪の上にワイヤーが付いているので、見た目が気になる。
マチワイヤー法(自費診療)
爪に小さな穴を開けて、形状記憶合金のワイヤーを通して固定する方法です。
病院により、ワイヤーが引っかからないようにワイヤーをコーティングする場合もあります。
形状記憶合金という名前の通り、このワイヤーは曲げてもまっすぐに戻る性質があるので、その特性を利用し、1〜2ヶ月ごとにワイヤーを交換して爪を矯正していきます。
爪の白い部分にワイヤーを通すため、なあまり爪が伸びていない場合はこの方法で出来ない場合があります。
メリット
様々なタイプの巻き爪に対応できる。
手術ではないので処置の痛みがない。
幅が狭くなったりしないので、処置後の見た目が良い。
デメリット
治療中の見た目が気になる。
数回通院が必要。
爪が伸びていないと治療できない場合がある。
爪の長さが出る事により、別のトラブルの可能性がある。(靴のサイズなど。)
アクリル固定ガター法(保険診療)
チューブを爪と皮膚の間に挟み、アクリル樹脂で固定する方法です。
アクリル固定ガター法の矯正力は強くないので、肉芽ができてしまった場合に食い込んだ爪と皮膚の接触を防ぐために用いられます。
※肉芽とは、傷から感染・炎症が起こり病的毛細血管が増殖したもので、赤い盛り上がりができ痛みと悪臭を伴います。
メリット
肉芽種を治療する際に有効。
保険が適用される。
デメリット
麻酔注射が必要。
矯正力が低い。
フェノール法(保険診療)
フェノール法とは、まず爪の根元に麻酔をしてから、食い込んでいる爪を部分的に(約3〜5mm)爪を切り取ります。
そして爪が作られる根本部分である爪母と呼ばれる部分をフェノールという薬品に5分ほど浸して腐食させることで食い込み部分を生えてこないようにする方法です。
処置後は自宅で外用薬を塗りガーゼ交換をします。
メリット
・処置が15分ほどで早く、通院回数が少ない。
・幅広いケースの巻き爪に対応できる。
・当日歩いて帰れてシャワーも可能。
デメリット
・爪の幅が狭くなる。
・再発率が約30%と高く、爪が再生してしまった場合は横から分かれて生えてきてしまう。
・人により麻酔が痛い場合がある。
爪母全切除法(保険診療)
巻き爪がひどい場合や、他の方法で再発を繰り返す場合、下半身麻痺など確実な治療が必要な場合に、爪の根元の両側をを5mmほど切開し、爪母(爪の付け根)から爪を全て切除する方法です。
この治療法で、爪は永遠に生えてこなくなります。
メリット
・2度と爪が生えてこないので、痛くなる心配がない。
デメリット
・爪がないので見た目が気になる。
・指先に力が入りにくくなる。
・歩き方の変化や他のトラブルも。
まとめ
巻き爪・陥入爪で困った時に病院に行くなら皮膚科・形成外科・整形外科などで爪の治療を標榜しているところを選びましょう。
すこし前まで普通に行われていた〝爪を剥がす〟という方法はお勧めできません。
出来るだけ爪を残しながら治療できる方法がある病院を選びましょう!!
病院以外でなんとかしたい!というあなたには、自分でなんとかする・サロンでお手入れする。という方法があります。あなたにぴったりの方法を検討してくださいね。