足の爪にトラブルを抱えている人は想像以上に多く、女性では約7割と言われています。
とは言え、その爪の悩みをどうして良いのか分からない人がほとんど。
なぜなら足は普段、あまり人目につかない場所。痛くて悩んでいてもなかなかその話題になるのも少ないのです。
でもこの足のトラブル。特に「巻き爪」はすごく痛い!
だから、痛くなるのが怖くて外出が億劫・・・。そんな方も少なくありません。
そんな巻き爪の原因を知り、正しいケア方法を知る事でその爪の悩みから解放されるかも知れません。まずは何が原因でトラブルになるのか?から見ていきましょう^^
巻き爪の主な原因
その① 爪の切り方
丸く短く切りすぎている。
一番多い原因がこの〝短く切りすぎ〟です。
小さい頃から手と同じように白い部分をなくなるように切ってまうんですね。
ただ、手と足では置かれている環境が全然違うので同じように切りそろえているとトラブルの原因となってしまいます。
手は毎日何かを付けることはありませんし、全体重を手で支えることはありません。
でも足は毎日靴下を履いて靴を履いて・・・全体重を受け止めています。
そんな指先ですごい圧力を受け止めているのが爪なのです。
その爪を短く深爪にしすぎてしまうと、指先で全身を支えることが難しくなり、体全体のバランスまで崩れてしまうほど。
なので適切な長さを保つことが重要です。
さらに、短く切りすぎてしまう事で爪先が指の両側・先端に覆われてしまいます。
その上靴下で締め付けられたり、靴を履いて歩く際に前後に動く事でどんどん爪先が皮膚に食い込みます。
さらに、爪を切った際に爪の端が尖ったような状態になっていたりすると、皮膚を突き刺してしまい出血したり、そこから菌が入ってしまうと腫れたり膿んだりして眠れないほどの痛みを引き起こすこともあります。
伸ばしすぎてしまっている。
「あっ、伸びてる。そろそろ切ろっかなー。まだいっか。」と言うくらい放って置かれがちな足の爪。
あとは痛くて触りたくなくて…。と言う場合も。
でも、正しい形に切り整える事で問題なくなる事がほとんどなのです。
さらに最近では、
〝足の爪を短く切ってはいけません!!〟
〝爪は伸ばして四角く切りましょう〟
と言う情報がテレビやネットでも発信されるようになり、しっかり伸ばされる方が増えました。
ですがこの情報。合っているようで少し足りません。
大切なのは〝ベストな長さに伸ばして整えること〟なのです。
伸ばしすぎると今度は別のトラブルを起こしてしまいます。
指先よりも伸ばしすぎた爪は、靴下を履いた時に先端から引っ張られる力を受け止めてしまいます。
そうなると、爪の先端や根元がグッと押し込まれる状態になり痛みを引き起こすことに。
しかも薄手の靴下やストッキングなどは突き破ってしまうことも。
さらに、歩く事で前後の動きが加わり、先端から小さな衝撃をずっと受け続ける事になります。
その結果爪の横筋の原因になったり、さらには爪が2重になって剥がれてしまうことも。
そうならないためにも〝適切な長さに伸ばす事〟がとても大切なのです。
その② 足に合わない靴を履いている。
靴が大きすぎる。
「巻き爪が痛いから大き目を履いているの。きつい靴は足によくないでしょ?」
こんな言葉をよく聞きます。
でもこの大きい靴。足を解放してあげている様でいて、実はトラブルの元になります。
靴の場合は大は小を兼ねる。とはいかないのです。
サイズの大きい靴の中では足が前後に大きく動く事になります。歩くたびに前へ前へと滑ってしまい、指先、または爪先が衝撃を受け止める事になります。
深爪であれば皮膚が押されて食い込みますし、長い場合は割れたり剥離の原因になったりします。
あまりに長くその状態が続いたり、大きな衝撃が加わると、爪が変形して伸びてこなくなってしまうこともあります。
ですので、大き目の靴を履いて痛みをごまかすのではなく、爪を正しい形に整えて、足のサイズに合った靴を選びましょう!
靴が小さい。
スニーカーなどで小さすぎる靴を履く・・・。と言うことはあまりないかと思うのですが、パンプスなどの場合は、見た目で選んでしまったり、少々痛くても我慢して履く!と言う方が多い様に思います。
最近話題になった#KuTooと言う運動。
ヒールのある靴の着用を強制されることへの反対や苦痛からの解放を訴えるものですが、実際に
職場や学校での靴の指定により足トラブルになる方もいます。
洋服でもウエスト58センチのものを着用して!!と言われると辛いのに、全体重を受け止めている足の履物のサイズがキツイとどう考えても辛いですよね。
皮膚が食い込む。爪先がツーンと痛む!!
さらには爪だけではなく、外反母趾などの原因になることも。
小さい靴を無理して履くのは禁物です!
③足や足指を上手く使えていない。
巻爪になってしまって痛いから足を上手く使えなくなったのか・・・。
それとも足を上手く使えず巻爪になったのか・・・。
どちらが先か?は難しいところですが、足爪トラブルのある方は足指を上手く使いこなせていない事がほとんどです。
その中でも一番多いのが〝浮き指〟と言われるもの。
立っている時や歩いた時に、足の指が地面に着かずに浮いた状態の事を言います。
足の指が一本以上浮いている人は男性で6割、女性では8割にものぼると言われています。
指先に体重をかけずに歩くので、体のバランスも崩れやすいのですよ。
もし歩く時に指先を使っていない!と感じたなら、意識するところから始めてみましょう。
そうすれば確実にあなたの足の未来が変わりますよ!
まとめ
今回は知らないと怖い巻き爪の3つの原因についてまとめてみました。
心当たりはありましたか?
もし心当たりがある場合は、症状別の対処法をぜひ参考にしてみてくださいね!